でれすけ

地域密着型流山本町八木道洋品店的ブログ

2015年02月


爆笑問題、小向美奈子容疑者を

「“懲りない”美奈子」
お笑いコンビ、爆笑問題が13日、東京・銀座の時事通信ホールで行われた「タイタンシネマライブ」に出演して漫才を披露した。覚せい剤取締法違反事件で逮捕された小向美奈子容疑者(29)について、ツッコミ担当の田中裕二(50)が「覚醒剤で3度目の逮捕だって」と切り出すと、相方の太田光(49)が「最近は“懲りない”美奈子って呼ばれるらしいよ」とボケて爆笑を誘った。次回は4月24日に開催。



マスコミ注目容認し目立つ奴挙げろの方針
人気グラビアアイドルからAV女優やストリッパーに転身し、「ポルノスター」を自任していた小向美奈子容疑者(29)が6日、関東信越厚生局麻薬取締部に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された。東京・渋谷区恵比寿の自宅マンションで覚醒剤を隠し持っていた疑いだ。2009年には使用、2011年には譲り受け(後に不起訴)で逮捕されており、今回が3度目となる。今回の事件で注目されるのは逮捕したのが「麻薬取締部」であることだ。

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通称、「麻取(マトリ)」。逮捕権を持つが、警察ではない。厚生労働省所管の部署で、麻薬Gメンとも呼ばれる捜査のプロが集まっている。麻取は警察とは違い、捜査手法として「囮捜査」が認められている。捜査員であることを隠して薬物の密売組織や売人に接触し、売買の場に潜入して実際に麻薬を購入する──。そうしたスリリングな捜査の様子は過去に何度も映画やドラマの題材になってきた。現役の麻薬取締官がいう。

「危険ドラッグが社会問題になり、それまで法律で全国267人と定められていた麻薬取締官が昨年末に29人増員すると発表された。また、現在の関東信越厚生局の麻取部長はマスコミに注目されるのを嫌がらないどころか、“できるだけ目立つ奴を挙げろ”という方針だ。違法薬物に手を染めている芸能人やスポーツ選手を逮捕すれば、世間にも“薬物はやってはいけない”という啓蒙になると考えている」

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昨年、警視庁は歌手のASKAを覚せい剤取締法違反などの容疑で逮捕して注目を浴びた。麻取が逮捕した小向容疑者も過去2回逮捕したのは警視庁だった。警視庁捜査関係者がこう明かす。

「前回逮捕した時は嫌疑不十分で不起訴だった。警視庁はその後もずっとマークしていたが、それを麻取に横から持っていかれた形だ。今後は大物を狙い合う競争になる。ASKAや小向に限ったことではないが、芸能人が逮捕されると、その売人ルートにも捜査のメスが入る。芋づる式で有名人が摘発されるシナリオも考えられる」

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【芸能界麻薬汚染】

ASKAと小向美奈子を結ぶ「業界ゴロ」の点と線
歌手、ASKAこと宮崎重明(執行猶予付き有罪)に覚醒剤を譲り渡したとして、警視庁組織犯罪対策5課は1月26日までに、麻薬特例法違反の疑いで、元指定暴力団山口組弘道会系組幹部を逮捕した(その後、不起訴処分)。逮捕容疑は2012年12月~13年1月、東京都目黒区のマンションにあるASKAの事務所で、覚せい剤約3グラムを30万円で譲り渡した疑い。

警視庁によると、吉田容疑者は約5年前、知人を介してASKAと知り合った。「面識はあるが薬物を渡したことはない」と否認している。一方、ASKAこと宮崎重明は「12~13年に10回ぐらい吉田容疑者から薬物を買った」と話しており、同庁は裏付けを進めていた。

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この逮捕後、札幌の弘道会福島連合組事務所がガサ入れされている。今回の事件では住吉会系の暴力団幹部と関係者が逮捕されている。色々な報道がなされているが、まず今回の逮捕劇の裏には、「ある芸能関係者」が絡んでいたという話がある。

この人物は過去に某民放番組の放映権を巡って巨額の金銭トラブルになった際には一時的に姿を消していたが、その後は芸能人や著名人が絡む騒動の際に度々関係者とし名前が挙がるなど、近年は業界ゴロ的な動きで知られている。

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実は一連のASKAに関する一連の薬物報道の火付け役は、この人間だったというのだ。そして、その狙いは、ずばりASKAから金を恐喝する事だったという。当初の報道が匿名で行われたのはこうした狙いがあったからだと言われている。だが結果的には、ASKAから金を脅し取るという目論見ははずれてしまった。

そして、覚せい剤3グラムが30万円という金額にまず筆者は驚いた。相場の3倍以上の金額だからだ。既に逮捕されている住吉会系幹部の金額も同程度であることからASKAは、秘密の保持と引き替えに敢えて高い値段で買っていたと想像する。だが、そんな理屈は暴力団組員には全く通用するはずがない。

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そして気になるのが当初の逮捕容疑とされた「麻薬特例法違反」だ。実はタレント絡みでは過去に女性タレントにも同じ容疑で逮捕されたことがあるが、後に不起訴処分となった。実はそのタレントというのが今回逮捕された小向美奈子容疑者だ。

実は前回の逮捕状請求の際にもこの逮捕状容疑については、警察や検察内部でも意見が分かれていた。だが、この「麻薬特例法」で小向美奈子容疑者がフィリピンから帰国後東京地検立川支部に送致されている。そこで疑問なのが、何故立川なのかということ。



それは前回の逮捕時、小向美奈子容疑者に覚せい剤を買っていた売人が多摩地区の警察署に逮捕拘留されていた為であり、その売人の口から小向美奈子容疑者の名前が出たからだ。小向美奈子容疑者の前回の逮捕が2011年2月であり、売人の逮捕がその前年の夏である。

そして小向容疑者を知る関係者は「彼女はフィリピンでは覚せい剤もやっていないし、売人とも連絡を取っていないはず」と断言する。それは当然であろう。覚せい剤を抜く為に渡航している以前に売人に裏切られて名前を出されたのだから。従って今回の覚せい剤の入手先は前回とは違う別ルートであろう。



前回の逮捕前、彼女の姿は都内某所の覚せい剤の売買する場所での目撃談が多いし、売人と何処かに消えている姿も当時取材していた記者が目撃している。覚せい剤の中毒者、いわゆる「ポン中」はルートを絶たされれば新たなルートを一生懸命に開拓する。

女性だったらそんなのは簡単だ、まして小向美奈子容疑者は一応顔も名前もある程度は知れている有名人である。今回、小向美奈子容疑者は自宅で覚せい剤所持の疑いで、現行犯逮捕され、吸引器具も押収された。前回の逮捕は2009年であり懲役1年6ヵ月執行猶予3年と言う有罪判決を喰らった。

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「麻薬特例法」自体は、主に卸業者や売人を取り締まることを狙いにした法律だが、購入者にも適用できる法律である。例えば覚せい剤取締法違反(譲り受け)事件として立件するためには、譲り受けた物が覚せい剤であることを証明するために、証拠品としてその覚せい剤が必要であるのだが、すでに証拠となる現物がない場合などにこの法律が適用される。

事実としては覚せい剤を譲り受けたのだが、それが覚せい剤だと立証できないために、「覚せい剤様のものを覚せい剤として譲り受けた」と構成して、麻薬特例法を使うことになる。つまり現物が無い場合の逮捕捜査に、この法律が適用することにあるのだ。この法律は覚せい剤だけでは無く、規制薬物全てに適用される為に今後はこの様な逮捕が増えるであろう。

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磯山さやか、「AneCan」(小学館)専属モデルに

磯山さやかは本当に「ぷに子」?
グラビアアイドルの磯山さやかさん(31)が女性向けファッション誌「AneCan」の専属モデルとしてデビューした。肩書きは「ぷにモデル」で、2014年12月6日発売の1月号から誌面に登場している。姉妹誌「CanCam」がぽっちゃり体型の「ぷに子」を特集して話題になってから1年半余り。ムチムチ豊満キャラでおなじみの磯山さんが「ぷにモデル」となったことで、インターネット上では再び「ぷに子」と「デブ」の境界線に注目が集まっている。



女性陣の都合で広がる「ぽっちゃり」の幅
「AneCan」は蛯原友里さん(35)、押切もえさん(34)などスレンダーな人気モデルたちが活躍している雑誌とあり、専属契約の話を聞いた際は思わず「...ドッキリですか?」とつぶやいたという磯山さん。誌面に登場するのは初めてではなく10月号の「ぷにぷに"肉"ニット」企画では、「肉モデル」としてぽっちゃり体型にあった着こなしを披露していた。これが反響を呼び、今回の専属契約につながったそうだ。

ブログには「ぷにモデルらしく、専属モデルさんを見習いながらAneCanさんの決断した勇気、心意気に答えられるように頑張ります!!」と意気込みを綴っている。磯山さんの起用を受け、インターネット上では「ぷに子」と「デブ」の違いを巡る議論が再燃することとなった。

「ぷに子」という言葉を初めて使ったのは「CanCam」13年7月号だ。「この夏、ぷに子がかわいい理由」という特集を組み、その定義を「身長155cmで体重52~64kg」と解説していた。だが、155cm・体重64kgのBMIは26.64。数値としては「太りすぎ」に分類される。

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「ぽっちゃり枠」モデル起用で「デブ」との境界、再び議論に
最近では「ぽっちゃり」の定義も揺らいでいる。13年3月に創刊したモデル全員が「ぽっちゃり体型」という異色のファッション誌「la farfa(ラ・ファーファ)」を見てみると、登場モデルのプロフィールには「身長158cm、体重86kg/B106、W91、H109」「身長159cm、体重119kg/B133、W127、H137」といった数字が並ぶ。

同誌のイメージモデルを務めているお笑い芸人の渡辺直美さんも吉本興業の公称プロフィールでは、身長157cm、体重95kgだ。BMIは38.54で、157cmの標準22を大きく上回る。これでは「ぽっちゃり」の許容範囲を超えていると言わざるを得ない。

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磯山さやかが任命された”AneCan専属ぷにモデル”とは
ダイエットブームが続く今日、過剰なダイエットが仇となり、逆に不健康になってしまうこともありますね。相変わらずスレンダーな体に対する美意識は根強いなかで、女性はむしろ少しぽっちゃりとした体型のほうがかわいい、という考えも広まりつつあります。

こうした背景を受け、ファッション雑誌が新しく始めている試み、それが“ぽっちゃり体型の専属モデル起用”です。そんな流れのなか、大手ファッション誌「AneCan」初となる“ぽっちゃり体型”モデルとして、磯山さやかさんと契約したことが12月5日明らかになりました。

これまでも、すでに「AneCan」の姉妹誌「CanCan」では、一般からの応募でぽっちゃり体型の読者モデルを起用しています。そのコンセプトは、「柔らかそうで“ぷにぷに感”のある体型」。従来のスレンダーなモデルに比べると多少ぽっちゃり体型であるものの、その健康的でナチュラルともいえる体型がかわいく、男性にとって魅力的、という考えに基づいています。

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このコンセプトに当てはまる女性は「ぷに子」と呼ばれ、読者からも好評の声が続出。そして今回、「AneCan」は新たに「ぷにモデル」枠を設置しました。磯山さやかさんは、この枠で新規専属契約に成功したのです。磯山さんは1983年生まれで、茨城県出身。「いばらき大使」という肩書きを持ち、NHKEテレ「テレビでハングル講座」、テレビ朝日「磯山さやかの旬刊!いばらき」など数々のレギュラー番組を持っています。

モデル活動としては、「AneCan」10月号のファッション特集「ぷにぷに肉ニット」企画で登場。この企画が読者アンケートで1位を獲得するなど大成功を収め、“ぽっちゃり女子”ブームの新たなアイコンとしてモデル活動をしていくことに決まりました。磯山さんが「専属ぷにモデル」として初めて掲載される「AneCan」1月号は、12月6日(土)発売予定。身長155センチの“ぷに体型”を武器に、新たな“女性のかわいらしさ”のアイコンとして誌面を飾ります。

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茨城県立鉾田第二高等学校卒業。ホリエージェンシー所属。幼稚園の卒園式で将来なりたい職業を発表する機会があり、「アイドルになりたい。」と答えていた。中学生までは体が弱く、出席日数が足りなくなりそうなほど学校も休みがちで、病院に行ってから登校することも度々あった。

特技はバトン、中学生のときは吹奏楽部に所属していたためトランペットとアルトサックスも吹ける。高校生のときは野球部に所属しマネージャーを務めていたためスコアブックを付けることができる。過去のプロフィールに皿回しやインラインスケートを挙げていたことがある。

スポーツ観戦が好きで、野球、サッカー、格闘技などを、仲の良いタレント、番組スタッフや兄夫婦らと観戦することが多い。野球は、東京ヤクルトスワローズのファンである。サッカーは、鹿島アントラーズのファンである。しかし、好きな選手としてジュビロ磐田に当時所属していた福西崇史を挙げたことがある。

バラエティ番組でグラビアアイドルらしい色っぽいお風呂の入り方、グラビアポーズをやってみせるなど自分のセクシーさをネタとして使うこともある。2012年2月の『ロンドンハーツ』「うぬぼれ注意オンナの自分番付!」にて喜んでげんこつで腕をドタバタした姿がドラえもんに似ていたので、それ以降、この番組では「イソえもん」と呼ばれている。

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※商業的には規定モデルでの大量生産、大量消費の時代は良かった。服のサイズに体を合わせる時代、既製品サイズに合わない人は切り捨ての時代だった。かつては流行やトレンドがあって人はそれを追い求める時代から今現在は自分にあった服を選ぶため、経済の性質上とてもメーカー側が弱い立場になってきている。今回は洋服の話だがこのような時代の変化はすでに他のカルチャーでは何十年前から起きていることであり、今回のニュースもその一つだ。

バブル時代のテレビ番組から見てみよう、流行の服を着てオシャレな家に住み、若者達はスキーなりの流行りの趣味を持つ。経済的には一極集中は大きい効果があり、バブル経済の大きな要因になっていた。しかしこの時代から少し進むとバブル崩壊、流行を追いたくても金がない若者達の時代となる。番組作りでもイタリアンレストランの番組よりも人気のラーメンってな具合である。

流行を発信していたトレンディドラマは、安定的な人気のあるテレビ番組を求められる時代となり、事務所やスタッフ、さらに制作会社も含めて仕事を切られない、クビにならないことを前提とした長寿番組を続けていく事が有効だった。ドラマとしては固定層があるジャニーズの権力は大きくなり、その結果に枠は増え、それを利用してスポンサーを集め、期待の脚本家を置き、上半身裸のシーンで視聴率を集める。

固定層というなら漫画の実写化も成功例は少ないものの増えている。また、電車男のような特定の層を狙ったドラマも作られていった。ドラマのオタク化であり、今までとは違いテレビ屋さんが流行を探り、少しでも視聴率を集めるドラマ作りへ、同様にマイナースポーツも扱い、一回当たったら同じメンバーで第二期なり映画化をすれば大きい収益となる。背景には下請けの映像会社も含めて何千人もの家族の生活がかかっている。

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ここでこのニュースの本文が出てくる、一言で言うなら女性の体型のオタク化とでも言えばいいのか。この“ぽっちゃり女子”ブームとは、女性の美とは私の体型、この体型以外認めない。といった時代から、ぽっちゃりでもイイじゃん、オシャレを楽しもうよ、といった時代への変化であり、シェアは少ないがそれもメーカーとしては着実に商売に取り込もうとする経済の仕組みが見て取れる。

ニーズの細分化とも言うべきさらなる経済市場を掘り起こしたいのだろう、ネットの社会になって少数派の意見も取り入れ、経済規模を大きくし、その上で企業ごとの切磋琢磨の末に新商品が生み出されている。企業の製品開発部もサラリーマン、しっかり仕事をしているということだ。また、限りある客層を独占させまいと、価格も品質も競い合いが続けられているから、市場も活性化する。

太ったものは醜いとダイエット商法で営業するメーカーもいれば、今まで力を入れてなかったサイズへの参入で、洗練されたデザインならばシェア独占ということを思い描いているメーカーも、いてもおかしくない。当たり外れは別にして昔から望む声は根強いものがあったんだろう。かつては小さい規模だったベビー用品や子供服などの業界でさえ、それなりの市場規模を持つようになった現代、どんなに小さいところも無視は出来ないということか。

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1000年以上の歴史を持つ、黒石寺蘇民祭

みどころは、旧暦1月8日(2月26日)
蘇民祭は、岩手県を中心に日本各地に伝わる裸祭りである。1000年以上の歴史を持つと言われる。岩手県内では毎年1月から3月にかけて複数の蘇民祭が行われ、岩手の蘇民祭の名称で国の選択無形民俗文化財として選択されている。その中で最も著名なものは日本三大奇祭ないし日本三大裸祭りの一つに数えられることもある奥州市の黒石寺蘇民祭である。

蘇民祭の由来
『備後国風土記』の逸文によると「北海より南方に旅をしていた武塔神が人間に化身し、貧しい蘇民将来(そみんしょうらい)と裕福な巨丹(こたん)という2人の兄弟に一夜の宿を求めたところ巨丹はこれを拒み、蘇民将来は快く旅人を泊め粟飯で貧しいながらも精一杯もてなした。

それから数年後、妻を娶り子を為した蘇民将来の所に再び武塔の神が現れ、自分の正体が建速須佐之男命であることを明かすと共に茅の茎で作った輪を身に付け『我は蘇民将来の子孫である』と唱えれば無病息災が約束されるであろうと告げた」とされ、この逸話を基に平安時代中期には蘇民祭の原形が出来上がっていたのではないかと考えられている。武塔神の正体も地域により様々で、黒石寺においては薬師如来であったとされる。

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黒石寺蘇民祭
災厄を払い、五穀豊穣を願う裸参りに始まる。みどころは、旧暦1月8日(2月26日)朝5時過ぎに始まる蘇民袋の奪い合い。下帯姿の男たちが、厄除けの護符・小間木(こまぎ)を入れた蘇民袋を奪い合い、最後に袋の首の部分を握っていた者が取主(とりぬし)となる。参加者である男子は祭の1週間前から精進潔斎に務めなければならず、肉・魚・ニラやニンニクのような臭いの強い食物、或いはそれらを調理した火を通した食物を口にすることが禁じられる。

午後10時に鳴らされる梵鐘の音を合図に祭が始まる。浄飯米(おはんねり)を持った祈願者の男女が水垢離(みずごり)をした後「ジャッソー、ジョヤサ」(邪(ジャ)を正(ソ)すの略)と掛け声を発しながら本堂を三巡し、五穀豊穣を始めとする幸福を祈願する。

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午後11時30分より、全裸に下帯のみを身に付けた男たちが行列を為して福物の柴燈木(ひたき)と呼ばれる松明を掲げながら行進。午前2時、本堂で数え7歳の男児2人が扮する鬼子が本堂に入り福物の餅を境内にまいた後、再び境内に戻る。

午前5時、鬼子が本堂に再び入った後「袋出し」の男5〜6名が「蘇民袋」と呼ばれる麻袋を抱えて現れる。全裸の親方が小刀で蘇民袋を切り裂き、福物の小間木(こまき)を境内の男女が拾う一方で柴燈木登りに参加した男たちは引き裂かれた蘇民袋を激しく奪い合う。最終的に、蘇民袋の首にいちばん近い部分を持っていた者がその年の取主(とりぬし)となり、その年は東西どちらの土地が豊作となるかが決まる。

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地元住民以外でも当日、境内で届け出れば参加は可能である。但し、前述の精進潔斎を厳守し、宗教行事であることを心得て参加すること。なお、古くは黒石寺に限らずどの蘇民祭も下帯を含め一切の衣服を着用しない全裸で行われていたが、観光客の増加と共にストリーキング目的の参加者も増加して問題となったため黒石寺においても2007年以降は下帯の着用が義務付けられ、全裸で行われて来た伝統が途絶えることになった。

親方については同年以後も全裸を続けているが、2008年に岩手県警水沢署は「宗教行事であってもわいせつ物陳列罪が適用され得る」と警告。この年は実際に摘発が行われることは無かったが、渡海紀三朗文部科学大臣は「伝統文化について、警察が判断するのはそぐわない気がする」と岩手県警の警告に疑義を呈する見解を示した。

その一方で「年々、いかがわしい雰囲気が強くなり、神聖な祭の姿が失われている」「マスコミが押しかけ、伝統的な神聖さが失われている」と嘆く地元民も多く、伝統的な雰囲気を守るためなら、ある程度の規制は必要であるという声も年々高まっている。特に2008年には後述のポスター掲示問題が発生し、取材者や野次馬が多数押し寄せた。それゆえ主催者側でも観客規制するなど様々な案が提案されているが、実現には至っていない。

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薬師堂では早くからいい場所に陣取った裸男たちが「ジャッソージャッソー」と景気の良いかけ声をかけ、盛り上がっている。特に外陣と内陣の間に立てられた格子が特等席で、裸男たちがとりついて溢れ、見物客も群がっている。午前4時30分頃から小間木(こまぎ 蘇民将来(そみんしょうらい)=護符)を入れた蘇民袋の争奪戦が始まる。
 
蘇民袋は麻布でできており、その中に小間木と呼ばれる長さ1寸(約3cm)の六角形の護符が五升舛山盛り分入っている。小間木は桂の木の一年目の若枝で作る。六つの面には蘇民、将来、子孫、門戸、☆、黒石寺、が印されている。麻袋は素裸の小刀を持つ親方により切り裂かれ、小間木が床にばらまかれる。裸の群衆が群がり、堂内は熱気に包まれ、騒然となる。

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裸男のみならず見物人の多くも混じり、40~50分ほどもみ合いが続く。1個の空の蘇民袋を求め、もみ合いは堂外へ移り、雪の田んぼの中まで続く。将棋倒しになったまま空の麻袋の締め口をしっかと握っている人から順番に取り主(1人)、準取り主(若干人)及び参加賞が審判員によって判定され、各人の口の中に取札と呼ばれる木札が押し込まれる。

激しいもみ合いの中でふんどしが外れ下半身があらわになる者もいる。争奪戦の最中は、裸男たちは寒さを感じることはないが、戦いが終わると熱気も醒め、急に寒くなり、全身に震えが来るという。午前7時ころから警備本部において、取札と交換に取主、準取主の表彰、参加賞(紙のお札とお守り、蘇民袋を裁断した布切れなど)の授与が住職などにより行われ、祭りが終了する。小間木を取った人や蘇民袋の切れはしを持っている者は、災厄をまぬがれると信じられている。

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ポスター掲示拒否問題
2008年の蘇民祭に先駆けて、奥州市が作成したポスターについてJR東日本が上半身裸で胸毛の濃い男性が大きく写っているデザインを「女性客が不快感を覚え、セクシャルハラスメントに該当するおそれがある」として問題視し、駅構内での掲示を拒否した。

この経緯がニュースで取り上げられたため、結果的に蘇民祭の知名度が全国的に上昇することとなった。後日、一連のテレビ報道による広告効果  は約31億円近くになるという分析結果が放送調査会社・ニホンモニターより発表された。

ポスターのモデルとなった男性は地元在住の会社員で、2007年の取主であるがマスコミの取材には困惑しつつも積極的に応じ「裸で騒ぐ祭りではないしイベントではない。そういうことを分かってくれる参加者や客が増えるのなら、地元の人でなくても大歓迎です」とコメント。この男性は2008年の祭りに際しては前年から就任している世話役に徹し、テレビカメラの前で裸を見せることは無かった。

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「黒石寺蘇民祭」、2月25日開催
“裸の男と炎のまつり”「黒石寺蘇民祭」が、黒石寺(岩手県奥州市水沢区黒石町)で、2月25日(22:00~翌早暁7:00頃)に開催される。災厄を払い、五穀豊穣を願う裸参りに始まり、柴燈木登、別当登、鬼子登と夜を徹して行われる祭り。クライマックスは、翌早暁にかけて繰り広げられる蘇民袋の争奪戦で、厳寒をものともせず裸の男たちのエネルギーが激しくぶつかり合う。

今月25日の夜から行われる蘇民祭を前に、奥州市の黒石寺で小屋掛け作業が進んでいます。黒石寺の蘇民祭は勇壮な火たき登りや蘇民袋の争奪戦など、男たちの炎の祭りとして知られる伝統行事です。今月25日の本番に向け、きょうは境内で男たちを受け入れる小屋の準備が行われました。小屋掛けと言われるこの作業には、祭りを運営する「保存協力会」のメンバーおよそ40人が参加。

固く凍りついた地面にドリルで穴をあけ柱を差します。柱に横棒をくくり付けていくと小屋の骨組みが完成しました。小屋を建てる場所は毎年、決まっていて参加者は位置を決めてから、慎重に骨組みを組み立てていました。屋根や壁にあたるムシロは積雪による被害を避けるため、祭り直前に取り付けられます。伝統の奇祭、黒石寺の蘇民祭は今月25日の夜から翌朝にかけて行われます。

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1000年以上の歴史を持つと言われる裸祭り
蘇民祭は、1000年以上の歴史を持つと言われる日本各地に伝わる裸祭りで、「岩手の蘇民祭」は、記録保存のために国指定無形民俗文化財となっている。黒石寺の場合は蘇民将来の護符を奪い合う形態をとっており、祭日は旧正月7日から翌日早暁にかけて古式通りに行われる。

行事内容は、「裸参り(夏参り又は祈願祭とも言う)」(22:00~)、「柴燈木登り(ひたきのぼり)」(23:30~)、「別当登(べっとうのぼり)」(2:00~)、「鬼子登(おにごのぼり)」(4:00~)、「蘇民袋争奪戦」(5:00頃から)。「蘇民袋争奪戦」では、裸の男たちが袋の争奪戦を繰り広げ、境内の外になだれ出て、明け方まで2時間余りも激しい取り合いを続ける。最終的には袋の首の部分を握っていたものが取主(とりぬし)となって争奪戦は終了する。



震災不明の関係者に思い届け

2月開催の奥州蘇民祭
奥州市水沢区の黒石寺(こくせきじ)蘇民祭(2月25、26日)に向け、同祭保存協力会青年部(菊地義則部長)は1日、市内2カ所に「大角灯看板」を設置した。祭りの目玉、蘇民袋争奪戦に使う麻袋を制作していた染織作家小川久美子さん(大槌町)の遺品のマフラーが、音楽活動で被災地を支援している同青年部副部長の佐々木光仁(みつひと)さん(52)の元に届いた。部員はこれまでの感謝と追悼を胸に祭りの準備に力を注いでいる。

きっかけは昨年8月、市民有志団体の代表を務める佐々木さんが音楽仲間と大槌町の仮設商店街を訪ねたこと。「ぜひ大槌の久美子さんに歌をささげたい」と、蘇民祭との関係を紹介し歌った。偶然、観客の中に小川さんの近所に住んでいた夫婦がいた。津波で流された手編みのマフラーを見つけ、形見として保管していた。小川さんと蘇民祭の縁を知り「あなたに持っていてほしい」と佐々木さんに託した。

小川さんは今も行方不明のまま。佐々木さんは「今年こそ久美子さんが見つかってほしい。その一つの願いを祭りに込める」と語る。同蘇民祭は2月25日午後10時から26日明け方まで開かれる。大角灯看板は同区黒石町の国道343号沿いと同区羽田町の東北新幹線水沢江刺駅前に設置し、祭りの機運を盛り上げる。

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毎年2月25日、火渡り神事

滋賀県野洲市、菅原神社
2月25日は学問の神様、菅原道真の命日で、全国の天満宮では神事が行なわれる。梅の名所として知られる京都・北野天満宮では25日、梅花祭が行なわれた。道真の命日にあたるこの日、約900年前から毎年開かれる伝統行事で、午前10時過ぎから本殿で神事が始められた。道真の霊を「なだめる」が「菜種」の音に通じるとして、菜の花を冠につけた神職が、蒸し米などを奉納する。

菅原神社においても、毎年2月25日には祈念大祭である「天神まつり」が開催される。約800年前から続くとされる神事が朝9時より本殿前で厳かに行なわれた。お祭りが行なわれる日の境内は明るく活気に満ちている。が、その境内もこの神事の時だけは静粛であった。「火渡り神事」は、立春から始まった新しい年の繁栄と無事安全を祈る火の祭典として約40年前から始められた。護摩木を燃やした炭の上を素足で歩く奇祭である。

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この「菅原神社」では、毎年2月25日に祈念大祭である「天神まつり」が開催されます。この中の「火渡り神事」は、立春から始まった新しい年の繁栄と無事安全を祈る祭典と言われています。午前10時、約1万千本あまりの護摩木に火を点火。天高く燃え盛る神火の前で神事がとり行われます。拝殿前に白砂を盛って作られた祭場で祝詞、玉串奉献などの祭事が行なわれる。

この頃より、境内は県内外から集まった人で溢れる。この火渡りには約130人限りで一般参加ができる。毎年、地元の氏子のほか関東方面や京阪神から訪れた老若男女が無病息災などの祈願を込めて「火渡り」を体験して帰る。最近ではリピーターが増えてきたと聞く。参加料は一人1500円である。

参加希望者は、受付時に渡された足型守(あしがたふ)という紙を手に持ってその時を待つ。行事の進行を見守るその表情には硬さが感じられる。燃える火や燃え殻を見るとだんだん不安顔に変わってゆく。うず高く詰まれた護摩木の山に沿わせて、宮司が読み上げた特別祈願の大串が立掛けられる。燃やされる護摩木は約5000本とのこと。

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宮司が火付けを行なった後、世話人が水を撒いたりして燃え方を調整する。火の勢いが激しくなって、いよいよ始まりと緊張が高まる。護摩木が燃え終わる頃になると、裸の宮司による浄水を全身に浴びる行が寒水行(すごり)斎場で行なわれる。

午前11時ごろ、火がおさまると山のようになった護摩木の燃え殻を3m四方に広げます。この時、燃え殻の温度は約300度。午前11時30分ごろ、いよいよ火渡りが始まります。宮司が燃え殻の上を浄める。真っ赤に火照る炭火が見える。“大丈夫か”の思いが一瞬よぎる。

宮司が燃え殻の上を堂々と歩かれた。渡り終えて、ケロリとされている。40回近く体験されている“技”かと思う。宮司の指図で2~3名の神職が続く。ジ~と我慢する人、バタバタ慌てる人さまざまだ。この火渡り体験は先着130人限りで一般参加も出来ます。毎年、地元の氏子のほかに関東方面や京阪神から訪れた老若男女が無病息災などを祈願して体験しています。

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いよいよ一般参加者の順番が廻ってきた。内心はドキドキであろう。宮司さんにお尻を叩かれ飛び出してゆく。様々な表情、動きをしながら渡りが進む。渡り終えた後「足型守」に足型を押して“行”が終わりとなる。天晴れな勇気の持ち主だ。この足型守を部屋の壁に貼っておくと願いが叶うとされる。

約130人が渡り終わって神事は終了した。宮司の気合と祈りが利いたのか、ケガ人もなく無事済んだ。参加者の中には来年も来ると意気込む人もいた。コリゴリという人もいた。行事は午前中で終わった。「火渡り」にもコツがあるようだ。
足の爪先で歩くと、燃え殻がついて“やけど”のもと。気合を入れて、足のかかとでゆっくりと進む。そして、前の人が歩いた位置を歩くのがコツ。何人かが歩くと燃え殻をならして足跡を消すので要注意とのこと。

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参加者は、受付時に渡された足型守(あしがたまもり)という紙を手に持って熱い燃え殻の上を素足で一歩一歩ゆっくり進み、渡り終えた時に両足の裏に墨を付け足型守に足型を押します。この足型守を寝室の壁に貼っておくと願いがかなうと言われています。「火渡り」は寺では多く行われていますが、神社で行われるのは全国的にも珍しく、滋賀県下でも奇祭として知られています。

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復活の丸亀製麺、高単価品が全国CMでヒット

今後は継続的な商品開発力が課題に
CMをきっかけに伸び悩んでいた売り上げが勢いを取り戻す。讃岐うどん専門店の「丸亀製麺」がタレントの武井壮さんを起用したCMはそのもっとも新しい例かもしれない。丸亀製麺を運営会社するトリドールが1月7日に発表した2014年12月の既存店売上高は、客数が前年同月比で6.8%増、客単価も3.7%増と伸びて、売上高は10.8%と2ケタ増となった。昨年8月以来、5カ月連続で2ケタ増ペースを維持する好調ぶりだ。

低価格セルフ式うどんの丸亀製麺は毎年100店舗を超えるスピード出店で、一躍うどんブームを作り出した。運営会社のトリドールは06年2月に株式を上場。上場前の05年3月期には売上高51億円、営業利益2.9億円に過ぎなかった業容は、13年3月期には売上高709億円、営業利益70.4億円にまで急拡大した。

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「高単価×全国CM」で勝負に出た
ところが、店舗数が700を超えた前14年3月期に入ると、既存店売り上げの鈍化が目立つようになる。自社店舗の商圏同士が重なり合って共食いを起こす「自社競合」の影響が大きくなってきたためだ。また13年5月に発生した「ざるうどん」の「ざる」裏の衛生問題、14年2月の大雪がそれぞれ一時的にせよ客足に響いた。

売り上げの伸び悩みに経費増も加わり、14年3月期の営業利益は50億円と大きく反落。今期に入っても、14年4月~6月の既存店の月次売上高は前年同月比8.3%減、4.2%減、6.8%減と前年同月を大きく割り込む状態が続いていた。

そこでトリドールは、一番の書き入れ時の夏場に大胆なフェアに打って出る。9月24日までの期間限定で、夏のスタミナ新メニュー「肉盛りうどん」を並590円で販売し、同時にCMキャラクターとしてタレントの武井壮を起用。武井壮が「ヤバい」というフレーズを連発して、ボリュームなど商品の魅力を伝えるテレビCMを8月の1カ月間、全国でオンエアした。

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丸亀製麺にとって、500円強の平均客単価を上回る高単価、高バリューの単品商品の導入も、また全国CMも初めてという異例のフェアだったが、これが大当たりした。8月の既存店売上高は前年同月比で15.7%増と急回復。

その後10月、12月にも高単価の新メニュー「タル鶏天ぶっかけうどん」「知床いくらうどん」に合わせて、同じく武井壮を用いた全国CMの第2弾「すぎる」篇、第3弾「いくらなんでも」篇を投入。このフェアも連続ヒットを飛ばし、これまでの悪い流れを完全に断ち切った。

客単価も前年同月比で100%超と堅調を持続しているが、とりわけ顕著なのが客数の増加だ。「全国CMが新規顧客の獲得に加えて、既存のお客様の来店頻度を高めているのではないか」(トリドールの経営企画室)としている。

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CMは費用が高くても、効果も絶大だった
トリドールの粟田貴也社長にとっても、全国テレビCMの実施は一大決心だったようだ。2014年11月に開催した上期(2014年4~9月)決算説明会の席上、粟田社長は胸の内を明かしている。「最初は本当に悩んだ。全国CMをやったことがなかったので、これだけの金額をかけていいのか」。会社は実額を公表していないが、トリドールがCMに投じた広告宣伝費は8月の1カ月だけで3億円を超えたとみられる。

だが、粟田社長が「やってみると何倍もの効果があった」と語ったとおり、フェア実施の見返りは、利益面でも絶大だった。上期の営業利益は39.9億円と、増収でCM費用と「肉盛りうどん」の高い原価を軽く吸収し、計画を10億円も上回った。フェア実施前までの売り上げは計画を下回って推移していただけに、上振れ分は、ほぼ丸々夏のフェアの効果と考えてよいだろう。

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トリドールは同時に通期の営業利益計画を72億円へとちょうど10億円だけ増額修正したが、下期に入っても、「タル鶏天ぶっかけうどん」「知床いくらうどん」とヒットが続いているだけに、増額後の通期計画もかなり保守的といえそうだ。

いちよし経済研究所・主席研究員の鮫島誠一郎氏によると「外食業界の経営者は基本的には商品さえよければCMを流さなくても売れると考えている」という。ところが、ハンバーガー、回転寿司、ファミレス、焼き肉などなど、ここまで業態が多岐にわたり、業態内でも選択肢が多くなると、「顧客へのブランドの刷り込みが決定的に重要になっている」と指摘する。

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CMは両刃の剣、商品開発が基本
テレビの全国CMの放映料をかりに1カ月で3億円とすれば、年の半分CMを流すだけでも広告宣伝費は20億円近くもかかる。実際にテレビCMを打てるのは、外食でも相当の売り上げ規模のある一部の会社に限られる。またCMを流しても、身近に店舗がなければ、効果も減殺される。その意味では、12月末時点で782店にまで店舗網を張り巡らせてきた丸亀製麺にとっては、全国テレビCMの実施は絶好のタイミングだったのかもしれない。

とはいえ、テレビCMは“両刃の剣”ともいえる。顧客の心は移ろいやすく、CMが途切れれば客数の底上げ効果は薄れてくる。またCMを全国展開しても、それが売り上げに結びつくのは、力のある商品の投入があってこそ。顧客にとってバリューのある商品を継続して開発できるかどうかは大きなチャレンジだ。

粟田社長は2000年に丸亀製麺1号店を開業し、デフレ時代に一気に店舗数を拡大し、急成長を遂げた。果して現在の好調は、商品開発力を軸とした第2の成長ステージの幕開けとなるか、手腕が注目される。

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