流山白味醂200年祭、その3
「白みりん」の魅力、200年祭
和食に欠かせないみりん、しょうゆなど東葛地域に根付く食文化の魅力を体感できるイベントが相次ぎ催される。江戸時代に、それまでの赤く濁ったみりんに代わり、人気を集めた透明な「白みりん」が流山で誕生して今年は二百年。流山市と白みりんゆかりの食品メーカー「キッコーマン」(野田市)は十三日、流山市の流山キッコーマンで「流山白味淋(みりん)二百年祭」を開く。
会場は、白みりんが誕生したころの江戸の街並み風に装飾され、田楽、てんぷら、いなりずしなど、当時人気のあった屋台メニューを再現。地元の飲食店や高校生が白みりんを使って開発したスイーツやパンなどのご当地グルメが並ぶ。また、厳選材料で作った二百周年記念限定みりんを販売。普段は公開していないみりん造りの現場を巡る工場見学ツアーや、みりんとしょうゆのおいしい使い方を学ぶ体験学習やせんべい焼き体験もある。
人気時代小説作家の高田郁(かおる)さんによるトークショーもある。高田さんのヒット作で、江戸を舞台にした「みをつくし料理帖(ちょう)」には、白みりんを開発した二代堀切紋次郎も登場しており、江戸の食文化やみりんの魅力を語る。午前十時から午後四時まで。トークショーの募集は終了。
せんべいはコチラ
報道関係者向け
ながれやマンも待機
生徒発案、みりんグルメ
県立流山南高校・家庭科部の生徒たちが、みりんを使ったオリジナルグルメの製作に取り組んでいる。13日に流山市内で開かれるイベント「流山白味醂(みりん)200年祭」(同市など主催)での販売に向け試作を重ね、自慢の逸品が次々と生まれている。販売するグルメはごま・抹茶・野菜・ココアの計4種類のパウンドケーキ(各32個)、ニンジンとカボチャのジャム(各15個)、チーズケーキ(32個)、大福(20個)で、すべての商品にみりんまたはみりんの搾りかすが入っている。
同部は5月、同市発祥で今年誕生200年を迎えた白みりんの魅力を伝える屋外イベント「森のみりんマルシェ」にブースを出店。みりんを使ったクッキーなどを販売し好評を博した。今回の「200年祭」ではさらに品数を増やし、味も深めた品々を並べる。みりんの搾りかすを材料に混ぜた大福を発案した1年生の鈴木美香さん(15)は「甘さや風味を楽しんでほしい。自分が住んでいる街にイベントを通じて貢献できることがうれしい」と話した。
赤城保存会もお囃子を披露
案内人数が累計2万人を突破
10月13日(祝日)、流山の史跡などを案内するボランティア団体「流山史跡ガイドの会」(青柳孝司理事長)では、これまでに案内した方の累計人数が2万人を突破しました。昨年6月に、会の発足から6年かけて1万人を達成してから、わずか1年3か月でさらなる大台に達したことになります。
地道な活動を続けることで少しずつ利用者を増やしていきましたが、平成23年に市に流山本町・利根運河ツーリズム推進室ができてから活動が活発化。流山本町に次々と新しい飲食店がオープンしたり、案内看板が設置されたり、またそれに伴い流山がメディアで紹介される機会が増えるなどし、ガイドの会が案内する人数も飛躍的に伸びていきました。
今年の4月からは、近藤勇陣屋跡の近くに店を構える酒店・(株)秋元の隣の休憩所を、ガイドの会の待機所として使わせていただけるようになり、観光客が多く訪れる土日には待機して観光客を案内しています。青柳会長は「今、まちを盛り上げようとする多くの方々の活動の歯車がかみ合っているのを実感しており、その結果が数字に表れたのだと思います。地元の方たちの協力も私たちの活動を後押ししてくれています。今後も継続して活動を続け、これからも皆さんに流山の魅力を続けていきたい」と話しました。
ガイドツアーも開催
コラボ弁当を販売
各ブースではみりんを生かしたさまざまなメニューが販売されました。市内の老舗料理店・割烹柳家、京料理かねき、ブラッスリーしんかわ、割烹せきやの4店で構成された流山老舗会では、全ての料理にみりんを使用したコラボ弁当や会場限定となる「こぼれ梅の味淋アイス」などを販売。
流山の店舗も店を出している、役員の方々だけでなく、街の住人にもこのような人の集まるイベントで挨拶しておく。これが家の跡取りとして大事な役目。ウチの母親は「アンタ政治家にでもなるつもり」と、笑うが、10年後や20年後の事を考えて行動するのなら、方向的には同じことかもしれない。今現在にやっておいたことが、将来の代替わりした時に下積みの期間にしてきた努力と実績が大きな力になる。
生まれた時から決まっている人間関係の中で生きていくとはこうゆうこと。逆に言えば個人で出来ることは限られている、もちろん新住民の情報も出来るだけ集め、今後に生かす。煩わしくなったり窮屈に感じたりもする人もいるだろうけど、別に生きていく場所はあんまり関係ない。マンションに独立してもだいたい同じようなことが必要で、自分で自分の将来を掴み取って行く、社会とはこんなもん。
かごやの若旦那に聞いたら、みりん工場見学大盛況ですぐ満員になったとか、それでも台風の影響で五回が三回に減ってしまった、ちょっと残念。流山小学校に通っていた時に工場見学をしたことを赤城保存会の方に話したら、工場見学をしたいと言っていた、これは今では流山出身者よりも移り住んできている人の方が多いということか。新しく移り住んだ土地を知りたいと思うということも当然かもしれない。
ただイベント開催時ではなく普段から工場見学をする、ということは簡単なことでもない。新たな機械など導入はしているかと思われるが、柏のニッカやサントリーみたいに戦後建てられた工場は設計段階から工場見学のことも含めて計算されているので、街の新住民からの希望はあるだろうけど難しいのかもしれない。マンジョウの工場で働いている方はこのイベントのために夏から忙しく動いてくれていたみたいだ。
万上稲荷大明神
白木の真新しいお稲荷さん、確か20年前はもっと小さい稲荷神社だった記憶があるが。東日本大震災の地震で崩れ、その後に再建された。昭和2年に現在の流山キッコーマン内に祀られた神社。商売繁盛を祈願して、造営されました。稲荷神社は、豊穣、豊作、食料などの神様を祀る神社として広く信仰を集めています。
誰かが言っていたが「宝くじの御利益があるよ、マンジョウのお稲荷さんだから万の上の億が当たるよ」って、上手いこと言うもんだ。戦前の時代なら東京へ向かう江戸川水運の重要拠点、流山は間違いなく茨城、栃木、埼玉東部の憧れの街だったんだろう。マンジョウで働いていたジーサンの兄貴の名前が残る。
まちなかミュージアム
白味醂二百年祭に間に合わせるようにマンジョウの壁の用意がされていた。写真には田んぼの中に味醂工場が建って、引込線の様子などが展示されている。今の町並みと比べるも良し、是非ともお楽しみください。
11月2日 柏で記念シンポ
発酵・醸造の食文化を、地域の元気づくりに生かそうと、街づくりNPO法人「そい・びーんず」(野田市)が、専門家らと連携したプロジェクトを始める。11月2日に発足記念シンポジウムを柏市で開く。野田のしょうゆ、流山のみりんなど発酵・醸造の食文化は、塩こうじブームなどもあり、健康や美容の面からも再注目されている。同法人は、「発醸(はっじょう)文化」と名付け、伝統のある地域資源を生かし、魅力を発信する「発醸文化メガロポリス推進活動プロジェクト」を展開することにした。
シンポでは、タレントのマッハ文朱さんが基調講演。農学、医療、民俗学、食の専門家による座談会の後、食を通じた地域活性化に取り組む飲食店団体「東葛6市レストランサミット」のメンバー12店が創作したオリジナルの発酵・醸造料理を味わう。
プロジェクトは講演会や勉強会、料理・食品の開発と商品化、県内外への情報発信、技術者や研究者の交流など幅広く取り組む。同法人副理事長で飲食店経営会社「コメスタ・ドーム」(野田市)の渡辺孝社長は「2020年の東京五輪で訪れる外国人向けの観光ツアーや料理、食品も開発したい」と話している。シンポは午前11時~午後3時。会場は柏市若柴の柏の葉カンファレンスセンター。定員300人。前売り3000円。
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