流山市役所切り絵行灯
江戸時代、流山一帯は、一部を除いてそのほとんどが天領と旗本領の入会地でした。家康は、関東地方の治水や新田開発に力をいれましたが、特に流山に関連あるものとしては、江戸川の改修があげられます。江戸川は当時渡良瀬川の下流部分を指し、太日河と呼ばれていました。この太日河は、かなり曲がりくねっていたため、まっすぐに大改修され江戸川となったのです。
この改修により、流山西部の湿地帯は排水が良くなり、新しい水田の開発が進められ、あちこちに集落ができていきました。また、江戸川には銚子から利根川にいたる船の航路が開設され、流山は絶好の集散地となって商家が並び栄えました。
市役所の入口が流山本町の情緒ある雰囲気に
写真じゃサイズがわからない、昔からのベタなやり方、タバコの箱を上に置きました。横に並ぶと俺の鼻より上、ウチにあるものよりデッカイです。行灯は流山本町に設置されているものの約1.5倍。存在感があり、とても立派な行灯です。寄贈された行灯は、市役所第1庁舎の入り口に設置されています。
ほのかに灯りをともした行灯は、市役所に流山本町の情緒ある雰囲気を醸し出してくれています。寄贈された切り絵行灯を製作しているのは、市内にお住まいの飯田信義さんと長谷部年春さん。飯田さんが切り絵を作り、長谷部さんが行灯の本体を製作しています。流山本町では、店舗の前に切り絵行灯が設置されていますので、夕暮れ時などにぜひ一度、足をお運びください。
観光協会から切り絵行灯が寄贈
5月22日、流山観光協会の坂巻儀一会長、松下英治副会長、渡邊義正専務理事が市役所を訪れ、流山市役所の切り絵行灯を寄贈してくださいました。寄贈された行灯は流山本町に設置されているものの約1.5倍。存在感があり、とても立派な行灯です。
坂巻会長は、「市内や流山本町の観光などのさらなる活性化につながれば」と、市役所の切り絵行灯の制作を依頼してくださったそうです。実物の切り絵行灯を見た井崎市長は、「本当に素晴らしいものですね。市役所を訪れた方がこの行灯を見て、思わず流山本町に行き、ほかの行灯も見たくなるほど立派です」とお礼を述べました。
旧街道にモダンな雰囲気
「切り絵と行灯(あんどん)がこんなにマッチするとは」-。昔ながらの街並みが残る流山市の本町界隈(ほんちょうかいわい)の旧街道沿いに、切り絵を使った行灯が並んでいる。地元の切り絵作家、飯田信義さん(64)ら有志が「郷土の活性化を」と自ら制作を買って出た。
飯田さんは元同市職員。15年ほど前から独学で切り絵を学び、近年は展覧会を相次いで開催するなど精力的に活動している。昨年、切り絵のライトアップ効果に気づき、行灯のアイデアがひらめいた。
流山市の本町界隈
そんな折、隣家に住む幼なじみの元松戸市職員、長谷部年春さん(62)が飯田さんのアイデアに賛同。日曜大工やジオラマなどで培ったものづくりの腕を駆使し、行灯本体部分の制作を担うことになった。「古い街並みを生かした地域活性化が図れないかと思いましてね。
和風でモダンな雰囲気がよく似合う」と飯田さん。長谷部さんは「夜のギャラリーみたい。設計図をいくつも作りイメージを育てていましたが、思ったよりも良いものができました」と目を細める。
本町界隈は同市流山1~8丁目と加5~6丁目のエリア。歴史的な建造物が多い地域性に着目し、古民家を改装してギャラリーや飲食店をオープンさせるなど官民挙げてのまちづくりが行われている。
最近考えが変わってきた、これだけ毎日しっかりやってるんだから、行灯も根郷もしっかり作れば大丈夫なんじゃねえかって気になってきた、手を抜くのは許されないが、流山の街と切り絵行灯の宣伝効果はあると思われる。
江戸時代の面影が残る千葉県流山市の街道です。空き店舗が目立ってきたこの街道ににぎわいを取り戻そうと、幻想的なあんどんが設置されるようになりました。
このあんどん、実は手作り。定年を迎え、ふるさとの役に立ちたいと考えた男性たちの力作です。祭りの風景やその家の職業、建物の様子などが、繊細な切り絵で表現されています。
あんどんが置かれている流山本町地区は、江戸時代から大正時代まで、江戸川の水運で栄えました。街道沿いには築100年以上の建物が今も残り、当時がしのばれます。しかし最近では、後継者不足で閉店する店も目立つようになりました。
地区の姿に危機感を持った飯田さん。そんな時、趣味で続けてきた切り絵を生かした、あんどん作りを思いついたのです。飯田さんは、「歴史のある町で、あんどんを飾る家があった。切り絵とあんどんが合うのではないかと思った。意外と好評で、結構な数の依頼を受けている」と言います。
飯田さんの思いに、長谷部さんが応えてくれました。手先の器用な長谷部さんが、あんどんの設計や組み立てを担当します。雨風にさらされても傷まないように、切り絵をアクリル板ではさむ独自の工夫もしています。
材料費だけを依頼者に負担してもらい、ボランティアであんどんを作る毎日。近所の人とのつきあい方も変わってきたと、長谷部さんは感じています。長谷部さんは、「あいさつ程度だった人や知らなかった人が、あんどんを注文してくれる。家までお邪魔して話ができる。」と言います。
2人がこれまでに設置したあんどんは、60。口コミで評判が広がり、最近ではお店だけでなく、個人からの依頼も増えています。こちらのお宅では、街道に並ぶあんどんの美しさにひかれ、自宅に飾りたいと制作を依頼しました。地区に暮らす人たちの思いが込められた一つ一つの明かり。夕暮れの流山に新たな名所が生まれようとしています。
4月25日放送、故郷の街道を彩る手作り行灯(あんどん)、放送されたNHKのページを貼っておく。根郷の表通りと特大の市役所切り絵行灯でした。
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